崖下の道の、崖と反対の方は、雑草のはえしげった低い堤が下の方へおちこんでいて、その向うに、まっ黒にこげた
枕木利用の垣がある。
レールの
枕木にでもつまずいてか突然後ろの影がぶッ倒れた。
汽車のように
枕木の上にレールが並べてあって、踏切などをつけた、電車だけの道なのであった。
すると土を積んだトロツコの外に、
枕木を積んだトロツコが一輛、これは本線になる筈の、太い線路を登つて来た。
すると土を積んだトロッコの外に、
枕木を積んだトロッコが一輛、これは本線になる筈の、太い線路を登って来た。