浮きて の例文

浮ぶ・浮かぶ 等の意味を持つ「浮きて」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→浮く

「浮きて」の書籍での例文

夏が来て、あのうらうらと浮く綿のやうな雲を見ると、山岳へ浸らずにはゐられない放浪癖を、凡太は所有してゐた。
初夏もすぎて、うらうらと雲峰の浮く季節になつた。
絶えず続いて、音色は替っても、囃子は留まらず、行交う船脚は水に流れ、蜘蛛手に、角ぐむ蘆の根を潜って、消えるかとすれば、ふわふわと浮く
青銀色の、鱗の底から光る薄墨ぼかしの紫は、瓔珞の面に浮く艶やかに受ける印象と同じだ。
人を押付けがましいにおいを立て、脂がぎろぎろ光って浮く精力なんというものほど下品なものはない。
と私は、暗がりをもっけの幸いにして、自分でも歯の浮くような饒舌をふるった。
白樺が闇に浮く路を、黙って歩くと、いい得ぬ思いが胸にわく。
立ちならんだ町家の間を、流れるともなく流れる川の水さへ、今日はぼんやりと光沢を消して、その水に浮く葱の屑も、気のせゐか青い色が冷たくない。
遠近の山の影、森の色、軒に沈み、棟に浮きて、稚子の船小溝を飛ぶ時、海豚は群れて沖を渡る、凄きは鰻掻く灯ぞかし。
いざ、金銀の扇、立つて舞ふよと見れば、圓髷の婦、なよやかにすらりと浮きて、年下の島田の鬢のほつれを、透彫の櫛に、掻撫でつ。

「浮きて」のオンラインでの例文

まさか浮くとは思わなかったので驚いた。
実家近くのアダみとならホテルに泊まらなくていいから遠征費浮くし。
だからなのか、コントの世界に入ってもキャラクターの台詞が浮くことなく妙な信憑性を持って伝わってくる。
宙に浮くその姿が会議室内に影絵となって落ちた。
そういう世間から浮くファッションというのは、気合いがいるねんな。
ニューヨークでは布マスク着用率が高くてマスクの色も多様なので、黒やネイビーのエアリズムマスクでも「浮く」ことはありません。
飛行機が浮くための形状なんて、普通の方は当然知らないじゃないですか。
 結構、お金だけでも浮くんじゃないのかな。
ごめんね』 幼い気配は月の額の陰影に“祝福”を置くと、月の左隣に居住まいを正し、月の胸元に浮くかけらの影をつまんでいく。
2週間くらいで浮くというレビューを見たのですが、上からジェル塗ったらもうちょっと持つんじゃない?と思いながら。

「浮きて」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

漂いて浮びて浮かびて

「浮きて」の関連語句

動く行く参る生活生きて行く食う生きる食べる

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