溢れた の例文

零れる・流れだす 等の意味を持つ「溢れた」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→溢れる

「溢れた」の書籍での例文

桃林の在るところは、大体川砂の両岸に溢れた軽い地層である。
不幸な結婚をした出戻りではあるがまだ三十になったばかりの美しい敏子はかなり派手な着物をすらりとした身体に着こなして魅力の溢れた挨拶をした。
しかし翌二十九日は、冬には希な大雨が降り続いて、沼池の水が溢れた
夜半、月の光が一川の蘆と柳とに溢れた時、川の水と微風とは静に囁き交しながら、橋の下の尾生の死骸を、やさしく海の方へ運んで行った。
春の山は、雪が頑張ってはいるけれど、下から命に溢れた力がうごめいているのがわかる。
残雪の間には、崖の道まで滲み溢れた鉱泉、半ば出来た工事、冬を越しても落ちずにある茶色な椚の枯葉などが見える。
追風えならぬにほひ溢れたり。
——大掃除の時に、床板を剥すと、下は水溜に成つて居て、溢れたのがちよろ/\と蜘蛛手に走つたのだから可恐い。
が、南天の實の溢れたやうに、ちら/\と其の底に映るのは、雲の茜が、峰裏に夕日の影を投げたのである。
「あああ、私は今までこんなに退屈したことはない」彼女はそう思いながら、スッと立ち上り、その丸々した精力の満ち溢れた臂を伸ばして、天に向かって大きな欠伸をした。

「溢れた」のオンラインでの例文

新旧が混じり合い、エネルギーに満ち溢れた力強さが失われたように感じた。
この世で一番人間味があってそれを変に隠さない、素直だけど不器用ででも愛に溢れたまーちゃんが大好きです。
毎日満員バスと電車とバスに揺られて、人で溢れたキャンパスを歩いて、全席が埋まった教室でじっっと授業を受けるだなんて。
2020年11月に始動しはじめた、『川越からJリーグ参入』を目指している夢や希望に満ち溢れたチームの一員。
会場中から歓声が上がる中、涙が溢れた
兎にも角にも劇団ひとり監督の「ビートたけし愛」に溢れた良作でした。
私の目から涙が一気に溢れた
なぜならそこには、木の温かみに溢れたログハウス調の空間が広がっていたからだ。
それほどまでに彼は才能に溢れたドリブラーであり天才だった。
私に関わる全ての人に感謝が溢れた誕生日。

「溢れた」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

零れた流れ出した漲りた漏りた流れ出た漏れた洩れた

「溢れた」の関連語句

押し被せる覆う覆隠すカヴァー覆いかぶせる押っ被せる押しかぶせる押被せる蓋うカバー被う蔽う被す被せる掩う押っ被さる覆い隠す氾濫溢れる煮る煎じる涌く煮える沸く湧く流れる

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