笠被た女が二人並んで、
片端に頬被りした馬士のような親仁が一人。
こは大なる母衣の上に書いたるにて、
片端には彫刻したる獅子の頭を縫ひつけ、
片端には糸を束ねてふつさりと揃へたるを結び着け候。
実際また商業学校で教へる位の
片端を噛つたつて何の役に立つもんですか、無駄な事つた。
レジナにて驢を雇ひ、葡萄圃、貧しげなる農家など見つつ騎り行くに、漸くにして草木の勢衰へ、はては
片端になりたる小灌木、半ば枯れたる草の茎もあらずなりぬ。
當山では、經の
片端でも讀みはじめたものは、なぐさみ半分に、あれは致します。