天気のいゝ日にはそのすつぽんが岸へあがつたり、池のなかの石に
登つたりして遊んでゐる。
張は字を聖朋といい、年十九にして進士に
登第したという俊才で、官は尚書左丞にまで
登りました。
薩軍、軍を
登する前に隆盛の弟西郷小兵衛が策戦を論じた。
すると土を積んだトロツコの外に、枕木を積んだトロツコが一輛、これは本線になる筈の、太い線路を
登つて来た。
最後に彼は元禄二年にも——「奥の細道」の旅に
登つた時にもかう云ふ句を作る「したたか者」だつた。
即ち少年が二階の屋根に
登つたのを見た人があつても、之をば全く何等の意義もない惡戲として輕々に看過したからである。
さうして外へ出て、兼ねて打合はせて置いた場處で惡少と會ひ、一緒に低い岡に
登つて行つたのである。
纜を繋ぐや徳二郎も續いて石段に上り、先に立つてずん/\
登つて行く、其後から僕も無言で從て
登つた。
仁助 それだから俺達もわざ/\下町から
登つて来たのだ。