九州の白
皮という甘だいは、関東には少ないが、九州から五島列島に行くと、そればかりのように多い。
椎茸のかさは、そのできる木の
皮に似る性質があるので、櫟の木にできた椎茸のかさは櫟の
皮と同じようになっており、椎の木にできた椎茸は椎の
皮に似ている。
元来、どんな魚類であっても、
皮と肉の中間に美味層を有するものである。
非常に背が高くて、しかも猫背で、骨と
皮とに痩せていた。
こみ合っている中を、やっと吊
皮にぶらさがると、誰か後から、自分の肩をたたく者がある。
其意の美をいふにあらず、肉と
皮との美ならむことを、熱心に、忠実に、汲々として勤めて時のなほ足らざるを憾とせよ。
(都会人と云ふ僕の
皮を剥ぎさへすれば)どうかこの原稿の中に僕の阿呆さ加減を笑つてくれ給へ。
が、痩せてはゐるものの骨組みのしつかりした、寧いかついと云ふ体格で、
皮のたるんだ手や足にも、どこかまだ老年に抵抗する底力が残つてゐる。
ふたりはもうほんのわずかなパンの
皮とキャベツの葉っぱで満足して、その上はなんにも望みませんでした。