それだけに、
目上の人々の頑に主張する事をやめてくれたのをよいことにして、其幼い望みを、満足させる気になれない、私の生活気分が寂しまれる。
自分の態度を省みれば、知り合ひか知り合ひでないか、
目上か目下か同輩か、時としては敵か味方かといふことばかりを気にかけてゐることがすぐわかる。
アナタの
目上、例へばお兄いさんとか伯父さんとかいふ方の御不幸が此頃有りましたらう。
これで彼も非常な面目を施した、というのは彼と趙太爺はもともと一家の分れで、こまかく穿鑿すると、彼は秀才よりも
目上だと語った。