これは若し日本だつたとすれば、親戚とか
知人とか乃至女学校の校長とか、甚だ当てにならぬ人物に媒介を頼む所だつたでせう。
馬琴は
知人の関※南の家にまねかれて晩餐の馳走になつた。
が、文面で、その人が、僕の友人の
知人だと云う事がわかった。
現に私の
知人の一人なぞは、車掌をつかまえて、「誰もいないじゃないか。
老人は京橋辺の
知人のところへ中元の礼に行った帰り路だとか云うことで、ふた言三言立ち話をして別れた。
且つ道庁の官吏は果して沿岸何れの辺に屯して居るか、札幌の
知人何人も知らないのである、心細くも余は空知太を指して汽車に搭じた。
圭一郎は先月から牛込の方にある文藝雜誌社に、この頃偶然事から懇意になつた深切な
知人の紹介で入社することが出來た。
東京からの客というは、お種が一番末の弟にあたる三吉と、ある
知人の子息とであった。
この物語を書き記す作者のもとへは、下町のある
知人の紹介で和歌を学びに来たのであるが、そのとき彼女はこういう意味のことを云った。
だから役をひいた時、
知人やら親族の者が、隠居仕事を勧め、中には先方にほぼ交渉をつけて物にして来てまで勧めたが、ことごとく以上の理由で拒絶してしまったのである。