酔へば蒼白くなる顔は益々蒼白く
秀でた眉を寄せて口を一文字に結んだのを見ると房は可恐と思つた。
沖縄人も裸潜水をよくし、特に
秀でた者は三十尋の海底まで裸で達すると云われている。
色白の細面、
秀でた眉、高い鼻、いつも微笑しているような口、細味ではあるが睫毛が濃く、光こそ鋭く強かったが、でも涼しい朗かな眼——主税は稀に見る美青年であった。
腕力に
秀でた巡査は、怪漢の手を逆にねじあげると、忽ち捕縄をかけてしまった。
渋い色金紗の羽織がきちんと身に合い、手首のしまったきびきびした才人めいた風采が聡明そうに
秀でた額にかかる黒髪と共にその辺の空気を高貴に緊密にして居た。
そのヴィデは、はや四十を越えた男であるが、丈は六尺余りもあって、がっしりとした骨格を張り、顔も
秀でた眼鼻立ちをしていた。
秀でた眉、ムッと高い鼻、眼尻がピンと切れ上がり、一脈剣気が漂っているが、物騒というところまでは行っていない。
これは
秀でた美しい眉とまた違った風情を添えるものである。