人生を黄昏化するが理想の鏡花外史が、孤影蕭条たる高野聖の俤をぽつゝり浮べた天生の飛騨道も、謂はゞ国と国とを
繋ぐ道路の幹線である。
第一、どの点に、民謡としての興味を
繋ぐことが出来たのか。
子持山と、小野子山を
繋ぐ樽の上に、丸い白い頭をだして下界を覗いているのは、谷川岳である。
と同時に、これ以上温く強く「現地」と「内地」とを
繋ぐ心はないであらうと私は信じるものである。
挙止侠にして、人を怯れざる気色は、世磨れ、場慣れて、一条縄の
繋ぐべからざる魂を表わせり。
纜を
繋ぐや徳二郎も續いて石段に上り、先に立つてずん/\登つて行く、其後から僕も無言で從て登つた。