一九三五(昭和十)年 五月に『小熊秀雄詩集』を
耕進社から、六月には長編叙事詩集『飛ぶ橇』を前奏社から刊行。
三筋ばかり
耕やされた土が、勢込んで、むくむくと湧き立つような快活な香を籠めて、しかも寂寞とあるのみで。
そして、自から
耕牧して、彼等と共に、苦楽を分った。
吾等は生存競争、金力万能の風潮に溺るゝことを怖れつゝ、尚ほ吾等を生んだ土地を
耕やして、美しい墳墓までも用意しやうと執着して居る。
例へば、武者小路実篤は——千八百八十五年に生れ、「白樺派」の中心人物となり、近来日向に「新しき村」を建設し、
耕読主義を実行す。
第一に世界各国何れの所に行きましても、千里の沃野が
耕やされずに捨てられてあると云ふ様な場所が幾らもあるのであります。