彼は深い編笠をかぶって、白柄の大小を横たえて、この頃流行る伊達羽織を腰に巻いて、袴の
股立ちを高く取っていた。
いわば西部劇的な冒険児の半生を歩いてきた人であったが、その気質はいわゆる東洋を
股にかけた船員や商人とはだいぶ違っていた。
気を張つて歩いてゐると、
股から下にぶらさがつた——侏儒のやうな肉体が、上体の命令に反かうともせぬのであつた。
それからこの犬は人間というものを信用しなくなって、人が呼んで摩ろうとすると、尾を
股の間へ挿んで逃げた。
ぢつとしてゐる時ズボンの
股ほど気になるものはあるまい。
八っちゃんが黒い石も白い石もみんなひとりで両手でとって、
股の下に入れてしまおうとするから、僕は怒ってやったんだ。
次に秋月種実が強迫的に得ようとしたが呂宋、暹羅、明国を
股にかけ、地獄をも天国をも恐れようとはしない海上王たる宗湛に執っては、強迫が強迫に成らなかった。
」と力み出すと、一人は、胡座をかいた
股の間へ手焙りを擁へ込んで、それでも足らずにぢり/\と蹂り出しながら、「さうぢや。
未だ暑いから
股引は穿かず、跣足で木屑の中についた膝、
股、胸のあたりは色が白い。