その「分」を乗り越えて生きる道を探求するほど非凡でもなく、
芯から情熱的でもない。
彼らは、そこを「蓮中の宝
芯」と呼んで登攀をあせるけれど、まだ誰一人として行き着いたものはない。
あの鉛筆の
芯ほどの太さで僅か一センチほどの長さなのが、時価五六万円もするですって。
但し学といっても、頭の
芯がじーんと痛くなり、苦しみのほか、何もないというような詰らないものではない。
芯からの都会人であった武田さんが、自分で田舎者と言わねばならぬような一年の生活が、武田さんを殺してしまったのだ。
彼等は、ランプの
芯を下げて、灯を小さくやっとあたりが見分けられる位いにして仕事をした。
身体の
芯から慄えてきて、着剣している銃を持った手がしびれて力が抜けてしまう。
創傷は、顱頂骨と前頭骨の縫合部に孔けられている、円い鏨型の刺傷であって、それが非常なお凸であるために、頭顱の略々円
芯に当っていた。
但し學といつても、頭の
芯がじーんと痛くなり、苦しみの外に何にもないといふやうな詰らないものではない。