おゝせこされ候文ニ、私を以て利をむさぼり、天下国家の事おわすれ候との御
見付のよふ存ぜられ候。
けれども忘れることのできないのは、四谷
見付から信濃町へ御所の裏門を通る道で訊問を受けたことであつた。
さて送信をやってみますと、なるほど電波はうまく空中へ飛び出すことが判りましたが、僕の短波長通信に応じて呉れる相手は中々
見付りませんでした。
が、さうしたものを時折繰りひろげてみると、思ひ掛けもない写生や縮図が
見付かつて、忘れた昔を思ひ出したり、褪め掛けた記憶を新にしたりする事がある。
実は昔のその実地の写生画が
見付かつたので、忽ちこの疑問は近ごろ解けたのだつた。
時々
見付かつて、本より、私の方が押入へしまはれました。
見付は小諸風の門構でも、内へ入れば新しい格子作で、二階建の閑静な御住居でした。