蹌踉めく の例文

ぐらぐらする・よたよたする・よろよろする・ふらふら・揺れる・ふらつく・ぐらつく 等の意味を持つ「蹌踉めく」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→蹌踉

「蹌踉めく」の書籍での例文

色が真蒼で、目も血走り、伸びた髪が額に被つて、冠物なしに、埃塗れの薄汚れた、処々釦の断れた背広を被て、靴足袋もない素跣足で、歩行くのに蹌踉々々する。
時に大浪が、一あて推寄せたのに足を打たれて、気も上ずって蹌踉けかかった。
「ワア痛い!」「ウー、いい気味ぢやアよ!」と言ひ捨てて、博士は暗闇の奥底へ蹌踉とした影法師を蹣跚かせ乍らだんだん消えて行つてしまつた。
差当つて仕事ができないし、やがて幻に烏鷺を睨んで寒中浴衣で蹌踉と巷を歩くやうになり、早死してしまうからである。
わたしは今までにも数回この老看守には会っているのだが、こんなに彼が蹌踉としているのを見たのは初めてだ。
びしゃびしゃ……水だらけの湿っぽい井戸端を、草履か、跣足か、沈んで踏んで、陰気に手水鉢の柱に縋って、そこで息を吐く、肩を一つ揺ったが、敷石の上へ、蹌踉々々。
そこへ来ると飛行機はもうよろよろと蹌踉きます。
小児三 ああ、大なものを背負って、蹌踉々々来るねえ。
自分たちの左右には、昔、島崎藤村が「もっと頭をあげて歩け」と慷慨した、下級官吏らしい人々が、まだ漂っている黄昏の光の中に、蹌踉たる歩みを運んで行く。
時に大浪が、一あて推寄せたのに足を打たれて、氣も上ずつて蹌踉けかゝつた。

「蹌踉めく」のオンラインでの例文

「蹌踉めく」の現代の例文は見つかりませんでした

「蹌踉めく」の他の表現

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揺蕩う動揺蕩揺

「蹌踉めく」の関連語句

揺さ振れる揺らぐ揺らめく揺蕩揺さぶれる揺り動く揺振れるゆらゆらする揺れる揺動揺る動かす歩く歩行歩む

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