又綴り本を積んで家をこしらえ、作ったおやまさんを立てかけてお飾りをするのが唯一の
遊びごとでした。
が、弱つたのは、上陸早々、
遊びに行く気でゐた連中で、検査をされると、ポツケツトから春画が出る、サツクが出ると云ふ騒ぎでせう。
O君は僕がK君と一しょに
遊びに来たものと思ったらしかった。
本間さんは、一週間ばかり前から春期休暇を利用して、維新前後の史料を研究かたがた、独りで京都へ
遊びに来た。
世間がこんなに不景気にならない前は、そんなことはばくち打ちのすることであり、有閑人の
遊びごとであり、唾棄すべき破廉恥事に過ぎなかった。
汐留の船宿、伊豆屋の表二階には、
遊び人らしい二人の男が、さつきから差し向ひで、頻に献酬を重ねてゐた。
唯その頃この宿にゐた、乞食宗匠の井月ばかりは、度々彼の所へ
遊びに来た。
姫君は寂しい屋形の対に、やはり昔と少しも変らず、琴を引いたり歌を詠んだり、単調な
遊びを繰返してゐた。
するとかういふ噂を聞いて、今までは路で行き合つても、挨拶さへしなかつた友だちなどが、朝夕
遊びにやつて来ました。