だからもとは、まぶいは守護
霊魂が精霊の火を現したのが、次第に変化して、
霊魂そのものまでも、たまと言ふ日本語であらはす事になつたのであらう。
民間的に——知識の低い階級によつて——追ひ/\に組織立てられ、統一づけられた
霊魂の解釈が加はつて行つた為だと思ふ。
汝の生るると符節を合する如く、突然として父は
霊魂を見、神仏を見、此の法華経を誦持するに至れるなり。
そしてその装置を使って最後に
霊魂をあたえるには、三千万ボルトの高圧電気を、外からこの装置に供給してやらねばならなかった。
霊魂の助かりのためならば、いかなる責苦も覚悟である。
この噴水が永遠不滅の
霊魂であって、その周囲の有為転変にはいささかも気をとめずに絶えず歌っているもののように思われるのであった。
もしその「
霊魂の微笑」の蔭に、多少の悪戯を点じたとすれば、それは冬心の化け物である。
それから、悲哀は彼の
霊魂を蝕み、彼は物を喰ふ気もしなくなつた。