まっすぐに梯子を下りた所が、ぎっしり右左の棚の上に、メリヤス
類のボオル箱を並べた、手広い店になっている。
ただ今はそのほかにも御覧の通り、弓矢の
類さえ携えて居ります。
そのテーブルの上には教科書その他の書籍を丁寧に重ね、筆墨の
類までけっして乱雑に置いてはない。
これが導火線、
類を以て集り、終には酒、歌、軍歌、日本帝国万々歳! そして母と妹との堕落。
自分もあの門番の
類だなと思つたら、急に可笑しくなつて、すつかり眠気がさめてしまつた。
が、その外は何処を見ても、装飾らしい家具の
類なぞは何一つ見当らなかつた。
それから廊下に接した南側には、殺風景な鉄格子の西洋窓の前に大きな紫檀の机を据ゑて、その上に硯や筆立てが、紙絹の
類や法帖と一しよに、存外行儀よく並べてある。
私は、彼が、船員衣
類箱(註三)を後から手押車で運ばせながら、宿屋の戸口のところへのそりのそりと歩いて来た時のことを、まるで昨日のことのように覚えている。