御客様がたは、だいぶ御酒を召しあがって、随分
上機嫌におなり遊ばしましたが、私は恐しいやら、苦しいやら、恥かしいやらで、心も上の空で御座いました。
盃洗の水をザンブリと覆け、鬼小僧はひどく
上機嫌、ニヤリニヤリと笑ったが、
彼は私らの室を
上機嫌になって辞し去るとき、後刻上等の日本酒を届けると約束したが、待てども待てども彼は約束を実行しなかった。
「困るこたァ無いじゃないか、豊っぺさん」と帆村はますます
上機嫌に饒舌った。
私はある画家のアトリエを久しぶりで訪ねたが、その画家は、新しいモデルを手に入れたばかりのところで、大いに
上機嫌だつた。
と、馬賊の手下は大将の
上機嫌の首を見あげて、いかにも酒が飲みたさうにお追従笑ひをした。
私はそんなことで昼間は
上機嫌で過したが、やはり日が暮れて来ると、無暗にうちへ帰りたくなった。
けんど、日記さ付けんな』といつて甚だ
上機嫌だつたのでおぼえてゐる。
どの馬を見ても磨墨ほどの逸物はいないので彼はすつかり気をよくして
上機嫌になつていた。