中空 の例文

空虚・がらんどう・空・空っぽ・エンプティー 等の意味を持つ「中空」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「中空」の書籍での例文

桜山の背後に、薄黒い雲は流れたが、玄武寺の峰は浅葱色に晴れ渡って、石を伐り出した岩の膚が、中空に蒼白く、底に光を帯びて、月を宿していそうに見えた。
万丈の塵の中に人の家の屋根より高き処々、中空に斑々として目覚しき牡丹の花の翻りて見え候。
陽の光が若葉を透して、あざやかな緑色の中空をつくる。
城趾のあたり中空で鳶が鳴く、と丁ど今が春の鰯を焼く匂がする。
みるまに山ぎは、はなれて中空にあがる、いつしか星のかげうせぬ。
その時、日本の五月の朝の中空には点々、点々、点々、点々。
帆は霧を破る日の光を受けて、丁度中空を行くやうに、たつた一つ閃いてゐた。
雨は見えない屋根の上へ時々急に降り注いでは、何時か又中空へ遠のいて行つた。
雪が其まゝの待女郎に成つて、手を取つて導くやうで、まんじ巴の中空を渡る橋は、宛然に玉の棧橋かと思はれました。
民子の腕車も二人がかり、それから三里半だら/\のぼりに、中空に聳えたる、春日野峠にさしかゝる。

「中空」のオンラインでの例文

直径2センチメートル前後の幾何学形のものと、それらが入った直径10センチメートルくらいの中空のボールだ。

「中空」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

空虚がらんどう空っぽエンプティー空き

「中空」の関連語句

容態具合い情態容子様態ありさま工合有り様有様具合様体情況様子状況状態コンディション事様塩梅容体空虚がらんどうがら明き空っぽ中空エンプティー

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