諸公の便宜たるを信ずるは諸公の随意に
任ずるも可なり。
が、その社会的位置に相応する堂々たる生活をしていたので、濁富でないまでも清貧を
任ずるには余りブールジョア過ぎていた。
なんとなれば、この「ハイカラ」なる言葉は、少くとも、自ら「ハイカラ」をもつて
任ずる人間が口にする言葉ではないからである。
「伸び得るものを、その伸び得る方向に伸ばす」ことこそ、今日、新劇の指導者を以て
任ずるものの取るべき態度であらう。
かういふ考へ方は、専門の戯曲家を以て
任ずる人々、乃至は、これから戯曲家として立たうとする青年を怒らせ、又は失望させるかもわからない。
無論通俗的になりきれば、それは新劇ではないのであるが、若しも、芸術家を以て
任ずるものなら、何等かの意味に於て、通俗性から救はれてゐなければならぬと思ふ。
この一事こそ探偵小説の精髄であり、卑しくも探偵作家を以って
任ずるものの、起稿第一に考えなければならない事だと思う。
利己主義者を以て
任ずる僕の自己犠牲を行つたのは偶然ではない。
彼等は蕃坊の取締りに
任ずる外、又支那政府の爲に、海外の蕃商を招徠することに努力した。
そして彼らの内にある者は早くすでに立派にキリスト教を「卒業」して今は背教者をもって自から
任ずる者もあります。