)私に書面を寄せて、先生の『社会問題研究』はいま頻りに問題にされてゐる、面倒な事態の起らぬ中に、一日も早く
刊行を中止するやうお勧めする、などと言つて寄越した。
この瀟洒とした先生が国民文庫
刊行会の「世界名作大観」の第一部の十六冊の大部分を翻訳したと言ふことは少くとも僕には神秘だつた。
又晩年には、今日尚お
刊行しつつある『ライト誌』の最初の主筆でもあった。
或は一つ本の再板か、別な説経座或は其他の浄瑠璃座で
刊行した正本なのかも知れない。
一九三五(昭和十)年 五月に『小熊秀雄詩集』を耕進社から、六月には長編叙事詩集『飛ぶ橇』を前奏社から
刊行。
底本の親本:「桂月全集 第一巻」興文社内桂月全集
刊行会
往時かつて『主権原論』と言える反訳書を公にし、一昨年に至りて『日本外交私議』を
刊行し、昨年末に『予算論』と言える小冊子を出したるのみ。
斯くて稿を畢つて、一八七九年の春から清書に取掛つて行つたが、一八八二年の冬、或雑誌に、ジヨン・ペインの訳本が
刊行されると云ふ予告が出た。
博物志、太史令、茂陵、顯武里、大夫、司馬〔遷〕——同治九年に金陵書局で
刊行した『史記集解索隱正義合刻本』には、司馬遷年二十八と明記してある——年二十八。
此本からでも氣付いたものか、徳川時代に歴史と二字を連ねたものに、元禄年間
刊行の巨勢彦仙の本朝歴史評註があり、享保年間編成の松崎祐之の歴史徴がある。