「動揺が」の例文

「動揺が」の書籍での例文

このあたり傾斜やや緩く、岩石の動揺が少ないので、比較的容易だ。

穂高岳槍ヶ岳縦走記

鵜殿正雄

猟銃は馬車の動揺につれてひどく躍っていた。

恐怖城

佐左木俊郎

その中にも山頂に落ちた白雪は、私の神経を刺戟することにおいて、幾百反歩の雑木林の動揺と、叫喚とにも、勝っている。

雪中富士登山記

小島烏水

最初は漠然とした大地と空気との動揺が、やがて激しい震動に変わってきた。

世界怪談名作集

岡本綺堂

三、鹿児島に割拠し、全国の動揺を窺った後、時機を見て中央に出るか

田原坂合戦

菊池寛

勝頼は、自分の分国の諸将が動揺するのを見、憤激して、天正二年正月美濃に入って明智城を攻略し、同じく五年には遠江に来って、高天神城を開城せしめた。

長篠合戦

菊池寛

しかるに秀吉の反対は、一座を動揺せしめたが、秀吉の云い分にも、正当な理由がある。

賤ヶ岳合戦

菊池寛

浮き揚った湯の花はあだかも陰気な苔のように周囲の岩に附着して、極く静かに動揺していた。

岩石の間

島崎藤村

しかもその人波は、三鞭酒のやうに湧き立つて来る、花々しい独逸管絃楽の旋律の風に煽られて、暫くも目まぐるしい動揺を止めなかつた。

舞踏会

芥川竜之介

げに相模湾を隔てて、一点二点の火、鬼火かと怪しまるるばかり、明滅し、動揺せり。

たき火

国木田独歩

「動揺が」のオンラインでの例文

初めは演出のように感じていたが、メンバーの動揺が伝わってきて、彼に何らかのアクシデントが起きたことが分かった。

その、いつも通りの目立つ空席になぜだかその日は動揺してしまい、全く集中できなかった。

あぐ

(その後は終了まで1回も立たず)まず、ステージまでの近さに感動と動揺。

さやぴ

何もないからこその衝撃と動揺。

ゆら

私も突然で、動揺しましたが。

榎　洋輔

過失とは言え、人を殺してしまったことに動揺する3人。

上妻祥浩

しかし私は動揺しない。

しろ　note 190日目くらい

沼落ちに大変な動揺。

忍者

男の子が少し動揺しながら小さな声で「2年生」と答えると突然、「孫の1つ下じゃ！！！！」と吐き捨てるように言い、自転車で去って行きました。

ぼく、たくや

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