来会者百六十二人、
受付の次の間には羽織袴をつけた接待役が十人、客を待ち受けている。
その日も青二は、べんとうを放送局の裏口の
受付にとどけ、守衛の父親から鉛筆を一本おだちんにもらい、それをポケットにいれて、崖下の道を引っかえしていったのである。
そういっているとき、
受付の方角から、大きな蛮声がこっちへ響いてきた。
だって博士が見に来いといったのに、
受付の人からおいかえされるなんて、そんな変なことはないよ」
車を返すと、非常に気がせくらしく、
受付の呼鈴にとびつくようにして釦を押した。
そういっているとき、
受付の方角から、大きな蛮声がこっちへ響いてきた。
だって博士が見に来いといったのに、
受付の人からおいかえされるなんて、そんな変なことはないよ」
事務室に入つて、
受付の広田に聞くと、同じ外勤の上島も長野も未だ帰つて来ないと云ふ。
事務室に入つて、
受付の廣田に聞くと、同じ外勤の上島も長野も未だ歸つて來ないと云ふ。
受付はそれを受取り急いで二階に上って去ったが間もなく降りて来て
