その所を
右岸の人の踏んだ跡を通って過ぎると、沢は再び石が累積し幾分広くなって、
右岸から急な沢(一ノ沢)が落込んでいる。
右岸の崖にも、左岸の河原にも、峡谷とはいえ、人に険しく迫らぬ風情が、川瀬の気品に現われてくるのであるかも知れぬ。
圓山川の
右岸に一箇所、好い緑蔭があつたが、その大樹が、川へ枝をさし出してゐる下に、舟をとめて釣つてゐるのは、實に閑雅な、のどかなものだつた。
私の借りた家は札幌の町はずれを流れる豊平川という川の
右岸にあった。
上水の
右岸に沿ひ、上水のまゝに中仙道と別れて川越街道を行き、やがて川越街道とも別れ、上水に沿うて行くこと數町、上水の兩側に若き竝木を見る。
左岸の樹疎らなる處、秩父の連山孱顏をあらはし、
右岸には、箱根足柄の山々手に取る如く見えて、その上の、八朶の芙蓉峯、倒まに白扇を懸け、花にひときはの趣を添へぬ。