殊に、神道の方になりますと、
土台から、宗教的な点において欠けてゐるといふことが出来ます。
かうした
土台があつた為に、夏秋の交叉祭りは、存外早く、固有・外来種が、融合を遂げたのであつた。
東京様を
土台にして、女夫双方のほのかな記憶を入りまじへた正月の祝儀が行はれてゐるに違ひない。
就いてはまず『異聞総録』を
土台にいたしまして、それから他の小説のお話を少々ばかり紹介いたしたいと存じます。
その意味で築地小劇場が、一つのプリンシプルを
土台として、華々しく旗挙げをした壮図に先づ敬意を表する。
その虚無僧の宗規や生活については、わたし自身も多少は調べたが、大体はそのむかし半七老人から話して聞かされたことが
土台になっているのであった。
昔、大地が陥落して瀬戸内海ができるとき、陥落し残った土地だから
土台は岩石である。
この書の主なる
土台と成ったものは三四年間ばかり地方に黙していた時の印象である。
彼はそれを、どこか門の下の
土台石の下へでも押し込むか、それとも何気なくおっことしておいて、つと横町へ外れてしまうかしたかったのである。