わたしの庭にも紅白は勿論、むらさきや樺色の
変り種も乱れて咲き出した。
キク子は二十五にもなって、まだ独身者という
変り種、非常に美人ではあるが、我が強く、陰気で、無口で、てんで男など眼中にないらしい様子である。
猟奇趣味が高じて道楽に素人探偵をやっているという
変り種の青年理学士、帆村荘六君も、丁度この戸外組の一人だった。
旦那のような
変り種は臍の緒切って初めてでございますよ。
洗いづくりの
変り種としては、海にあかえい、川になまずを挙げることができる。
幽霊——或は妖怪の書き方が変つて来ると同時に、その幽霊——或は妖怪にも、いろいろ
変り種が殖えて来る。