虎が首ッ玉にかじりつくのはコンニャク閻魔が似合いだろうと按摩のオギンが
大きに腹を立てていたぜ」
又さうした考へで、ちよつと見当の立たない程長い国家以前の、先祖の邑落の生活が続けられて来たのには、
大きに謂はれがある。
どりゃ帰って寝よう、鋏さん
大きに御苦労だったと、急いでわが家え帰って、そのまま寝てしまいました。
阿利※は
大きに驚きながらその像の頭を截り取りしに、頭はまた新に自然と生じ、また截り取ればまた生じぬ。
おなじ万葉集でも「寄物陳思」の歌は、概してつまらない歌が多いものですが、これなども文学的に言へば、
大きに失望させられる歌です。
そいつを忘れちまうたあ、
大きにあっしのほうが気がふれているにちげえねえや。
なるほど、兄貴ゃ兄貴だけのことがあらあ、
大きにそれにちげえねえや、と、こんなにいってね、安心したようにころりとなると、ぐうぐう寝ちまったんですよ」