安らか の例文

のどか 等の意味を持つ「安らか」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「安らか」の書籍での例文

今は此少年が再び燈心草の屋根を葺いて、老人の残年を安らかにすごすべきたよりとした。
細君は、裸のまま、さっきから楊の方へ顔を向けて、安らかな寝息を立てているのである。
その火気を感じると、内蔵助の心には、安らかな満足の情が、今更のようにあふれて来た。
菊枝はまだ床の中で安らかな夢に守られているらしかった。
おかげ(真におかげさま)で、昭和二十一年の夏は、僕発明の蚤よけ袋の中に這入る必要もなく、病後の身を安らかに過ごすことが出来たのである。
山の湖の霧は凉やかでこそあれ、安らかに吾人の睡眠を包んでくれた。
云はばこの桶の中の空のやうに、静ながら慕はしい、安らかな寂滅の意識であつた。
清浄に、安らかに伝道のために死なうではないか。
いわばこの桶の中の空のように、静かながら慕わしい、安らかな寂滅の意識であった。
死んで行くおかん自身でさえ、段々消えて行く、狭霧のような取とめもない意識の中で、自分の往生の安らかさを、それとなく感じた位である。

「安らか」のオンラインでの例文

帰宅して玄関でこの香りに迎えられると「帰ってきた…!」という喜びに包まれるし、寝る間際にポプリが香ってくるとなんとも安らかな気持ちになる。
結露した磨り硝子のように玉の汗を額に吹きながら、こくこくと前に後ろに揺れる祖父の背中は、とても安らかであった。

「安らか」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

安楽のどやか静か太平和順泰平穏便静謐無為安泰静穏伸びやか安穏平和平静平穏安心平らか無事

「安らか」の関連語句

友好的平和円満静か閑やか穏やか落ち着いた静穏閑か安穏長閑平静平穏安楽暢気のんき軽い呑気やすい暖気イージー

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