私などは今度の大戦争にすら、何の
寄与することの出来ぬ、実に無能力な、国民の面よごしとも言ふべき生活より外に出来ぬ人間である。
戦後派諸人の反省する所となり、人道の扶植に
寄与するあらば幸甚である。
かかる中にあって、いかに世界平和に
寄与せんとするかということは、日本外交の重大問題であります。
世界文学社は、この貴重な文献をわが演劇界に贈ることによつて、ひとつの「正統的にして、しかも革新的な」
寄与をなし得たといふべきである。
われわれが、現代の演劇に何を
寄与し得るかといふことと、われわれがそれに何を求めるかといふこととは、常に微妙に相つながる問題である。
郷土の古劇を復活させ、またはその研究によつて学界に
寄与することも意義のある仕事である。
天皇親裁万民扶翼の国家活動であり、その目標とするところは、これを国是ととなへて、国民の一人一人が、大御心を体して国家の隆昌に
寄与しなければならぬのであります。
それで、かういふ種類の作品は、所謂新劇の将来にあまり多く
寄与する処のない作品であります。
若しあすこの土地に人為上にもっと自由が許されていたならば、北海道の移住民は日本人という在来の典型に或る新しい
寄与をしていたかも知れない。
このコスモポリタンとしての生涯が、しかし、作家としてのイプセンに非常な
寄与をしていることは、すでに申上げたとおりであります。