「封筒」の例文

「封筒」の書籍での例文

封筒に裏書はしなかつた。

川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン

梶井基次郎

主人逸作が待って居そうでもあったが、ひとと話をして居るのを好いことにして、息子の手紙の封筒を破った。

かの女の朝

岡本かの子

その封筒上には、僕の名前がちゃんと記されており、そして注意書きとして「この手紙は明日午後七時開け」と書いてあったのだ。

海底都市

海野十三

帆村は肯いて、封筒を受取ると、中からしずかに用箋を引張りだして、彼の事務机の上に延べた。

千早館の迷路

海野十三

二十八日の月給日に堀川教官殿と書いた西洋封筒を受け取るのにはかれこれ二週間も待たなければならぬ。

十円札

芥川竜之介

それは白い西洋封筒に、タイプライタアで宛名を打った、格別普通の商用書簡と、変る所のない手紙であった。

影

芥川竜之介

魚屋は宵の口から流しを洗つて了つてゐたけれども、其隣の紙屋の小僧はおそくまで封筒を張つてゐた。

彼は急いで封筒を取上げて裏を返して見た。

何を言って来たのだろうと思って、ちょっとその封筒をすかして見たが、薄い一枚の紙を四つ折にしたぐらいの手触りのものだ。

日本脱出記

大杉栄

圭一郎は胸の動悸を堪へ、故郷の妹からの便りの封筒の上書を、充血した眼でぢつと視つめた。

業苦

嘉村礒多

「封筒」のオンラインでの例文

　実は先日放送された「SONGS」で「ラブレター」を披露した際の衣装にも、便箋を入れる封筒のような飾りが付いていることを教えてくれました。

YOASOBI

お店で売られている封筒は機械で作られているので、200㎏のような厚みは機械に通らず作れませんが、手作業なら厚い紙でも作れます。

ヤグチサトコ

三條さんも鞄から茶封筒やファイルを取り出して机に置き、首にかけていた社員証も外した。

卯月

どうやら書類の封筒に同封されていた様だ。

ターボくんTwitter:@singleturbo2525

結斗の手には、アパート入口のポストから取り出した封筒や広告が握られている。

ちょびっとの悲劇

ここから1枚づつ小さな封筒の様な紙コップを取り出して寝る前に冷たく冷えた水を飲むのです。

くつろぎぶた

今回、封筒は作りませんでしたが…。

メリカナデシコ

少し落ち着いてきたので、急いで本をＯＰＰに入れ、請求書と一緒に厚めの封筒に収める。

南田偵一

冷たい風が吹いて、そーれ！　今っ！　甘く透明な香りの封筒に封印されし青春よ、散れ。

花岡由望

封筒の例文

「封筒」の書籍での例文

「封筒」のオンラインでの例文

「封筒」の他の表現

「封筒」の関連語句

封筒 の例文

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