関さん以外の人だつたら、きつともつれたに相違ない色々の事情が
後々起きたのである。
後々隣組の者が内原の生徒をなじつたところが、これに答へて、我々は外に命をすてねばならぬ使命があるから、こんなところで命はすてられない、と昂然と答へたさうだ。
「六十の婆サンでも、女は女だから、男女二人だけで一ツ家に住むのは
後々が面倒になります。
さやうな次第でございますから、大殿様御一代の間には、
後々までも語り草になりますやうな事が、随分沢山にございました。
山伏しが逆法螺を吹くといふ事は、
後々までも恐しい事にされてゐた。
祭礼も宴会も儀式も、必しも歌謡を要せなくなつた時代に始まつた文明は、
後々までも、固有の歌を生まないものである。
さすれば、御製の詞章は女房が筆録し、ある人々に諷誦して聞かせ、
後々は段々、整理保存する様になつた事は、考へてさし支へはない。
此神の信仰に関するものが、
後々まで遺つて、文学もこゝに出発点があつた。
さやうな次第でございますから、大殿樣御一代の間には、
後々までも語り草になりますやうな事が、隨分澤山にございました。
この何ほどかの幼稚な知識に因って、わたしの学籍は、
後々日本のある田舎の医学専門学校に置かれることになった。