一帆がその住居へ
志すには、上野へ乗って、須田町あたりで乗換えなければならなかったに、つい本町の角をあれなり曲って、浅草橋へ出ても、まだうかうか。
……この町を離れて、鎮守の宮を抜けますと、いま行こうとする、
志す処へ着く筈なのです。
斯うして新聞配達をしながら傍ら文学を研究してゐるが、
志す所は一生に一度不朽の大作を残したいのだ。
が、芸術に
志す者にとって、天分の誤算は致命的の失策だ。
けれども、
志す平泉に着いた時は、幸いに雨はなかった。
当春、はじめて詣で候折は、石段も土にうづもれて、苔に躓くばかりあゆみなやみ候が、
志すものありて、近頃は見事に修復出来申候。
そうしてこの結論は、特に実業界などに
志す一部の青年の間には、さらにいっそう明晰になっている。
これは芸術に
志す者の第一の本業である故に、絶え間なく書かねばならぬ。
……此の町を離れて、鎭守の宮を拔けますと、いま行かうとする、
志す處へ着く筈なのです。
これは、俗名と戒名と、現當過去、未來、
志す處の差によつて、おもひ/\に其の姓氏佛號を記すのであらう。