憤慨 の例文

憤り・忿怒・激憤・憤懣・憤怒・忿懣 等の意味を持つ「憤慨」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「憤慨」の書籍での例文

その門地を倒し、そのお家柄を破壊して、四民平等の天下を創み出そうと豪語した旧権打倒御新政謳歌の志士が、真っ先に先ずおどろくべき憤慨を発したのである。
いや、中には斯る贅沢品の為に、生産能力の費される事を憤慨する向きもありさうである。
——岡安巳太郎は、色蒼ざめた顔を上下にふり乍ら、よく憤慨したものさ。
ファッショの妻君は、室内に入ると、清家博士の姿が見えないので、愕きかつ憤慨の態である。
此時は、芸兵入京し、長兵も亦入京していたので、慕府及びその一統が、憤慨して手を出せば、やっつけてやろうと云う肚が排幕派にあったのである。
すると長次は、親の心子知らず、只目下の窮状を見るにつけて、父親の徒らなる憤慨に異見を挟みたくなつた。
憤慨の余り書物を悪用する例もあるけれども、善用すれば修養を積み人格を養ふ糧となる。
」健二はひとりで憤慨する口吻になった。
憤慨と、軽侮と、怨恨とを満たしたる、視線の赴くところ、麹町一番町英国公使館の土塀のあたりを、柳の木立ちに隠見して、角燈あり、南をさして行く。
彼が世間の不合理に憤慨しただけで起つたら、彼は單に涙の人であつたので、普通一般の革命家とか又は其雷同者とかの列に墮したに相違ない。

「憤慨」のオンラインでの例文

主人は忙しいなか、送り迎えをするのに、「礼の一つも言わんで、可愛げのない奴や」と憤慨していた。
都度憤慨したり、モチベーションが乱高下していたりすると最終的には会社に迷惑がかかることになります。
 サムライの魂である刀をそんな扱いをするとは何事かと心中で憤慨ふんがいしたが、それだけ世が泰平な証あかしと思い直す。
ハルカさんは「電気ではなく照明と言って」と、ドラマの中で憤慨していたが、息子は照明という言葉をまだ知らないから、許して欲しい。
みんながお前と同じ判断ができるわけがないんだよ」先ほどの憤慨と比べるとあまりにも悲しい、情けをかけるような言い方だった。
イラン人は皆、プロパガンダされて憤慨しているが、日本人は、そんな事はつゆ知らず(つい最近まで私もそうでしたが)アメリカ軍は友人と思っているのが、米国の狡猾さ。

「憤慨」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

瞋恚嗔恚悲憤辛辣義憤怨嗟遺恨激怒憤激憎しみ忿怒怨恨怨み怒り激憤憤懣憤怒忿懣恨み

「憤慨」の関連語句

向かっ腹向っ腹腹立憤り鬱憤腹立ち怒気怒り憤懣忿懣欝憤反感敵意

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