「抜く」の例文

「抜く」の書籍での例文

タイムの問題ではなくて、相手が自分の前にいるから、これを抜く、という力なのである。

安吾巷談

坂口安吾

「何せ江戸はセチ辛くそれに人間は素ばしっこく、俗に活馬の眼を抜くと云うが、どうしてどうして油断は出来ねえ」

村井長庵記名の傘

国枝史郎

雲を呼んでくれと博士にいえば、博士はそこに並んでいる壜の栓を片端から抜く。

今昔ばなし抱合兵団

海野十三

市九郎は、相手のたじろぐ隙に、脇差を抜くより早く飛びかかった。

恩讐の彼方に

菊池寛

舐犢の愛を受けて長ずるものを貶して、祖母育ちは三百廉いといへる諺に引かへ、憎まれ子の世に立ちて名を成し群を抜くことを云へる、東西共に同じきもおもしろし。

東西伊呂波短歌評釈

幸田露伴

女は咄嗟に指環を抜くと、ビルと一しょに彼の前へ投げた。

影

芥川竜之介

「馬鹿者ッ、抜くすべも知らぬとは何ごとじゃ、貴様われわれを愚弄いたしおるなッ」

旗本退屈男

佐々木味津三

沙翁、人間に斯般の一種の煩悶の抜く可からざるものあるを見て、通解して謂へらく、

徳川氏時代の平民的理想

北村透谷

総じて京都のやうな、山に囲まれた狭い盆地の中を川が流れてゐる処では、山手に限らず市中でも、少しばかり土を掘り抜くと水のふき出る場所が多いのである。

小国寡民

河上肇

「開門！」と侍は呼ばわった——すると閂を抜く音がして、二人は這入って行った。

耳無芳一の話

小泉八雲

「抜く」のオンラインでの例文

確かに猫金は度肝を抜く程、私の目を丸くさせた。

38ねこ猫

感覚的に、力を入れた時に潜水艦が沈む方が自然だと判断し、力を入れると深い深度に沈み、力を抜くと浮力で自然に浮き上がるという動きにしました。

Kitohito Design

※食事が不規則だったり、朝食を抜くことが多い人の中には、食事変わりにプロテインを愛飲している人もいます。

福島ファイヤーボンズ

四六時中、常に子供と向き合うのは疲れるだろうから、ちょいちょい手を抜くのも大切なことだと思う。

ユリアン

エラは外して、ビラビラの先を少しだけ切って水に晒して血を抜く。

もったいない料理人みっきー

自分が面白くないから練習で手を抜く、他人のせいにするなど、競争以前に自分に負けるようなことだけはやってほしくないと思います。

東北大学学友会蹴球部広報

サイドをぶち抜くだけではなく、インサイド方向へのドリブルをおり混ぜることで停滞する空気感を打破してくれます。

いったー

気を抜くと主題と副題が不透明な"オチのない写真"になってしまいがちです。

shunx

手を抜くコツと便利グッズ10選をまとめたよ共働きなら、なるべく家事は時短で済ませたいですよね。

あお@育休中

81分、CKを1度クリアされたボールにいち早く反応すると、右足を振り抜く。

avispanman

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「抜く」の他の表現

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