放擲 の例文

放擲 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「放擲」の書籍での例文

「老ドクトル閣下、吾々は今や父祖累代の財宝金銀、あらゆる物をば、全く土芥のごとくに放擲したのである。
しかし、各方面の同情を得て、収支が償ふだけの予約者があつたならば、凡てを放擲してその編輯に当り、完全無欠なる小学生全集をつくり上げたいと思つてゐる。
懸賞小説は、さうした作家としての、当然のではあるが、悲しむべき顧慮を、一切放擲していゝ、書きたいだけを書くもつとも好い機会である。
一方、近代企業の列に伍した劇場経営は、国家の無関心に乗じ、民衆の無批判を利用して、多少の犠牲を伴ふ文化的役割を完全に放擲した。
運命に服從し、百事を放擲し」、云々の語を發せしむるに至る。
仕事は放擲らかして、机の上に肘を突き兩掌でぢくり/\と鈍痛を覺える頭を揉んでゐると、女中がみしり/\梯子段を昇つて來た。
ことにこの一、二年はこの詩集すら、わずかに二、三十巻しかないわが蔵書中にあってもはなはだしく冷遇せられ、架上最も塵深き一隅に放擲せられていた。

「放擲」のオンラインでの例文

「放擲」の現代の例文は見つかりませんでした

「放擲」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

放棄抛棄

「放擲」の関連語句

渡す手渡す遣す引き渡す譲る寄越す譲渡す

©2025 ALCL Media Div. All Rights Reserved

〒160-0021
新宿区歌舞伎町 2-25-8 エコプレイス新宿ビル 124
ALCL メディア事業部