「書院」の例文

「書院」の書籍での例文

人々は十二畳の書院にあつまっていたのであるが、この音を聞いて今更のように天井をみあげた。

対馬守は端然として正座したまま、潔よい最期を待つかのように、じいっと今一度闇になった書院の中の気配を窺った。

——書院の障子いちめんにその月光が青白くさんさんとふりそそいで、ぞおっと襟首が寒む気立つような夜だった。

初出：「昨今横浜異聞」四六書院

電話もない小出版社、北極書院の事務所兼住宅。

「彦右衛と又右衛に、すぐ来いといえ」といって、小書院へはいってしまった。

底本の親本：「生活の火」精華書院

そこは、左右に廊下を置いていて、書院一つ隔てた外縁の※子窓からは、幽暗な薄明りが漂って来る。

総釈………楽浪書院版「万葉集総釈」

底本の親本：「蒼馬を見たり」南宋書院

帰国後、香港西医書院(現香港大学)で医学を学び、ポルトガル植民地のマカオで医師として開業しました。

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