柔弱な私には、「太平記」や「盛衰記」などよりも、近松物、種彦物などが親しまれました。
少年武士は、年増女にからかわれても、仕方ないような、少し
柔弱な美貌の持主で、ほんとうに、お寺小姓ではないかと思われるような、そんなところを持っていた。
お妙の父帯刀は、どっちかというと半之丞のような
柔弱な人物を好いてはいなかった。
不思議なことには十人の武士が十人ながら白い布で、厳重に覆面していることで、そして、男とは思われないほどその足並は
柔弱である。
裸男以爲へらく、『文明ます/\進みて、人はます/\
柔弱になり行く。