「済まさ箋濁」の例文

「済まさ箋濁」の書籍での例文

涼しき中にこそと、朝餉済ますやがて立出ず。

これから兄さんも会社以外はなるべく和服で済ますのよ」

病院の附添を、一つ済ますたんびに、きつと来ることにしてたんだけれど、あの人は、何時でも、愛想よく、あたしの肩に手をかけて、「ヨクキマシタ」つて云ふの。

講習所の先生として、せん子などを相手にお茶請けを麦落雁ぐらゐな枯淡なもので済ます時の自分を別人のやうに思ふ。

男達は嬉しさうにそれを迎へて、乏しい晩飯を済ますと、横になって、静かに泡盛を啜る。

……先祖代々の墓詣は昨日済ますし、久しぶりで見たかった公園もその帰りに廻る。

わたしはその約束を守って、夕飯を済ますとすぐにＫのおじさんをたずねた。

衾の上に起き上り、じっと其音へ耳を済ます。

『おかしな人だ人に心配させて』とお絹は笑うて済ますをお常は

それから夕刻帰宅して食事を済ますと、二時間ばかり毛布にくるまってゴロリと寝る。

それもシャワーで済ますよりは湯船に浸かる方がいい。

呑兵衛で朝の弱い姐さんが、朝っぱらから段取り良くカーヴへ出向いて買付けを済ます、とは到底考えにくい。