われながらおかしいと思う程、試験を
終えると飛んで宿に帰り、急いで荷物を整えてはあたふたと駅へ向った。
その古い物語を読んだのは、深く基督教の匂いを湛えた或る中学校を
終える頃であったが、その頃でもまだ/\東京のこがらしは烈しいものであった。
その朝も米を搗き
終えるといつものように釜へ移しに縁を廻って厨へ行った。
そして私の万年筆がそれを書き
終えるか終えないに、私はすぐお前たちの事を思った。
いつにもまして版圖の檢分を嚴重にし、身仕度を
終えると彼の小屋が眺められる丘の上へのぼる。
昼飯を
終えるころから、日は高い鉄格子の窓を通して流れ込み、コンクリートの壁をじりじりと灼いた。