溌剌たる の例文

敏活・快活・生々たる・活発・ぴちぴち・活動的・生生たる 等の意味を持つ「溌剌たる」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→溌剌

「溌剌たる」の書籍での例文

だから、非常にひよわなさかなのように思われているが、その実、鮎は俎上にのせて頭をはねても、ぽんぽん躍り上がるほど元気溌剌たる魚だ。
僕がまだ何とも答へない内に、氏の眼には忽ち前のやうな溌剌たる光が還つて来た。
そこでは、常に、「溌剌たる才気」がもつとも「約ましい姿」を見せてゐる。
甚兵衛は朝からの戦いでかなり疲れていて、鎧の重さが、ひしひしと応えるのに、その男は軽装しているために、溌剌たる動作をなした。
まして釣は猶更のこと、その神秘な自然の深みへ没入して、初めて溌剌たる魚を引掛け得るのだ。
東京の魚河岸には毎朝まだいを塩水に泳がせて、大いにその溌剌たる姿を見せている。
虻や蜂があんなにも溌剌と飛び廻っている外気のなかへも決して飛び立とうとはせず、なぜか病人である私を模ねている。
血は彼の血管中に溌剌たる生命をなして流れた。
思想は(客觀と關係する點から云へば)客觀より與へらるゝ處を受納し之を材料として主觀内に於いて溌剌たる能動の態度を採る。
溌剌たる鯉の如きも、冬、爼の上に載するに、ぢつとして動かずと聞く。

「溌剌たる」のオンラインでの例文

 たった今オイルをさし燃料を補給した僕のマシンは、溌剌とした振動音で一帯の乾いた空気を震わせていた。
くりくりのパーマをかけた小柄な祖母は、先程まで夕餉の支度をしていたのであろう、濡れた手をいつもの様に赤いエプロンで拭って、溌剌と打ち笑んだ。

「溌剌たる」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

朗らか敏活快活活発賑やか殷賑活動的陽気活溌

「溌剌たる」の関連語句

生々たる活発生き生きした生生たる活溌ルンルン元気明るい溢れんばかり熱い甲斐甲斐しい

©2025 ALCL Media Div. All Rights Reserved

〒160-0021
新宿区歌舞伎町 2-25-8 エコプレイス新宿ビル 124
ALCL メディア事業部