滑稽者 の例文

戯け者 等の意味を持つ「滑稽者」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→滑稽

「滑稽者」の書籍での例文

ただK君と違うのは、——僕はいつも小説などを読むと、二人の男性を差別するために一人を肥った男にすれば、一人を瘠せた男にするのをちょっと滑稽に思っています。
それが橋の上にいる人間から見ると、滑稽としか思われない。
それは彼等の笑を買うべく、余りに壮厳すぎる滑稽であった。
父と母とが面白くない(と言うよりはむしろ滑稽な)言い争いをしていたのを一つ覚えている。
その破れた箇所には、また巧妙な補片が当っていて、まったくそれは、創造説を信じる人にとっても進化論を信じる人にとっても、不可思議な、滑稽な耳たるを失わない。
小心翼々と言ったようなその瞬間までの自分の歩き振りが非道く滑稽に思えた。
殊に俊吉を知らないものは、(滑稽と云ふより外はないが、)一層これが甚しかつた。
伝中殆ど滑稽に近い時代錯誤や場所錯誤が続出するが、予は原文の時代色を損ふまいとした結果、わざと何等の筆削をも施さない事にした。
於是、彼等は其長紳を※き、其大冠を頂き、其管絃を奏で、其詩歌を弄び、沐猴にして冠するの滑稽を演じつつ、しかも彼者自身は揚々として天下の春に謳歌したり。
自己を軽蔑する人、地から足を離している人が、人生について考えるというそれ自体が既に矛盾であり、滑稽であり、かつ悲惨である。

「滑稽者」のオンラインでの例文

テレビで下級生が壁に突き当たると直角に曲がって歩いていくところだけを見てしまうと、本当に滑稽かもしれませんが、こうしたきちんとした理由があるのです。
ショーツを脱がず一線を越えさせなかった私の小さな自尊心が、頑なに本番を拒否する風俗嬢のようで滑稽だった。
捉えようのないその危うさは、適度な緊張感と憎めない滑稽さを放ってこちらに届き、気付けば笑いにすり替えられている。
その象徴がカレーだとしたら、尚のこと滑稽なようで、こんなに真剣に愛せる対象を僕は知らない。

「滑稽者」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

鈍ま半端甚六たわけ戯者与太郎昧者あほんだら阿房のろま薄のろ愚か者馬鹿野郎阿呆烏滸あほすかたん戯け者馬鹿槃特薄馬鹿痴者痴れ者駑馬呆助薄ばか鈍物ぽんつく莫迦とんちき間ぬけ表六玉戯けとんま痴人あんぽんたん惚者虚仮愚人鈍つく愚物ばか愚者鈍才ジョーカー三太郎おたんこなす

「滑稽者」の関連語句

二本棒道化道外道化師お笑い芸人道外師コメディアン

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