この浦島次郎療法は鬱
病とか麻薬中毒などに用いて卓効がある。
つまり、精神
病というものは、内臓疾患のような必然的な
病気じゃなくて、他とのマサツや、そこから脱しがたい関係があって、発してくるものだろうと思う。
彼の一生は隨分不幸と災厄と貧困と疾
病とのために苦しんだ一生であつたとはいふものの、それ等は彼にとつて本當の不幸とするに足らぬものであつた。
熊野本宮に湯治に行く
病人と言ふ点、おなじく毒酒から出た
病ひの俊徳丸に聯想せられる点から、癩
病と考へもし、餓鬼と言ふ名から、疳に思ひ寄せた事と思はれる。
そういう人達に取っては、ラザルスの顔や態度に新しく現われた変化は、みな重
病と最近に体験した種々の感動の跡だと思われていた。
知らぬ人は知るまいが、自分の頭は、昨年十一月の初め鬼舐頭
病といふのに取付かれたので、今猶直径一寸余の禿が、無慮三つ四つ、大きくもない頭に散在して居る。
もう一人は、これがアディソン
病という奇
病で、副腎の変化から皮膚が鮮かな青銅色になるものでしたが、この方は東海林徹三という若い男でした。
小生と同じ宿に十二三歳の少女有之、腎臓
病とか申すことにて、蝋のやうな顔色を致し居り候。
医者の見立てでは昔の癆症、今の肺
病とか云ふ事だつた。
是が即ち神経
病と云って、自分の幽霊を脊負って居るような事を致します。
