「元日や神代のことも思はるゝ」と守武の
発句を見まして、演題を、七福神詣りとつけましたので御座ります。
しかしその余弊は子規居士以後の
発句の調べを粗雑にした。
僕はかう云ふ景色を見ながら、一生懸命に
発句を作り、大いに得意になつたりした。
が、その末にこの頃は談林
発句とやらが流行するから自分も一つ作って見たといって、「月落烏啼霜満天寒さ哉——息を切らずに御読下し被下度候」と書いてあった。
と云う
発句を見ても、天下を狙う大志が躍動しているわけである。
咲き誇る桜の下で当時流行の連歌会を催し、義政自ら
発句を作って、
「こいつも今にああなって、猫の恋とかいう名を付けられて、あなた方の
発句の種になるんですよ。
僕はやはり
発句の上にも少からず小穴君の啓発を受けた。
「曲翠問、
発句を取りあつめ、集作ると云へる、此道の執心なるべきや。