そうだ、あれを
目印にして下りて行けばいいと彼は自分に云った。
ひらひらと水鳥の白羽を道糸の
目印につけて、鈎を流水の中層に流す餌にも山女魚の餌につく振舞に、何とも言えぬ興趣を感ずる。
だから私ら人間の子がもずの巣を捜すにはこの
目印を目標としていくのだ。
釣り場へ行って、魚の餌に当たる振舞を、
目印につけた鳥の羽の動くようすで眼にきくことを、鈎合わせの呼吸などを説いて聞かせた。
そこへ道糸を振り込んでそろそろと流してやると、白羽の
目印がツイと横に揺れる。
冬がくれば、寒寄りのはやが道糸の
目印につけた水鳥の白羽を揺する振舞に、幼い胸をときめかした。
いまの
目印の動きは、魚の当たりか、風の煽りか、その判断に固唾をのんでいる時に『帰ろう』と言う、父の言葉であったのだ。
道糸を流して流れの七分三分のところまで行くと、
目印につけた水鳥の白羽がツイと揺れる。
生徒等は、この木をば、
目印にして鬼事をしたり、そのまわりで、遊んでいました。