別に憎いわけではないが、あの不死身の
精気がなんとなくバカバカしくて仕方がない。
猫肉は、
精気を育み体欲を進め、血行を滑らかにすると、ある本に書いてあったから、先年来密かに用いたところ、なるほど本の通りであった。
あらず、彼を生み出したる独逸の国民的自覚と、民族的理想と自由の
精気と堅忍進取の覚悟の萌芽を四千余万の頭脳より搾出し得べきや否や。
まことに、そこ一帯の高原は、原野というものの
精気と荒廃の気とが、一つの鬼形を凝りなしていて、世にもまさしく奇異な一つに相違なかった。
然れども其主人公が薄志弱行にして
精気なく誠心なく随ツて感情の健全ならざるは予が本篇の為めに惜む所なり。
飛んでゐる時は勿論、とまつてゐる時も溢るる
精気に絶えず全身を小刻みにキビキビ動かし続けてやまない。