といったが、虎松は
肚の中で、(チェーッこの狸爺め……)と呶鳴っていた。
余程
肚の中がむしゃくしゃして居て、悪気が噴出したがっていたのであろう。
おそらく、職務執行妨害とでもいうような罪名で、ともかくも、警察へ拉して行こうという
肚らしいのです。
とにかく光秀の
肚は、反逆五分、大志五分であったのであろう。
此時は、芸兵入京し、長兵も亦入京していたので、慕府及びその一統が、憤慨して手を出せば、やっつけてやろうと云う
肚が排幕派にあったのである。
家康の
肚では、濠を潰すための媾和であったから、濠が無くなれば、開戦はいつだって、いいのである。
肚の底から面白がっている訳でもなく、聴いている私もまた期日の迫った原稿を気にしながらでは、老訓導の長話がむしろ迷惑であった。
が、彼等は
肚の底ではどちらも「糞やけ道」を通つてゐた。
そこで彼は、何とかしてネワ河へ投げこむことは出来ないだろうかと思って、イサーキエフスキイ橋へ行ってみようと
肚をきめた……。