朝ざくら討たば討たれむその時の
臍かためけりこの朝のさくら
臍をだす女だの裸体に近いレビューだの、見る気持になつたこともない。
そしてその
臍で年中うるさいほどガヤガヤゴチャ/\喋りまくつてゐるのである。
融通の利かぬ巡査でも見付けたら、こんな場合でも用捨なく風俗壊乱の罪に問うかも知れぬが、今は尻や
臍の問題ではない、生命の問題である。
帝国劇場は、四月興行女優劇に時葉北三といふ人の処女作、新感覚派劇「
臍の苦笑」を演じて大当り。
が、ようやく覚悟の
臍を決めたと見えて、その中の一人は恐る恐る、
カントの超絶哲学や余姚の良知説や大は即ち大なりと雖ども
臍栗銭を牽摺り出すの術は遥かに生臭坊主が南無阿弥陀仏に及ばず。
これに反して、頑童らの
臍を狙ふといふことになれば、その狙ふものに太鼓を輪貫きに光背のやうに負うてゐる生物を聯想する方が自然である。