すなわち、たった一語の使いわけによって、いともあざやかに区別をつけてそれですましてしまうだけ、物自体の深い機微、独特な個性的な諸
表象を見のがしてしまう。
結合した第二の行動に先んじて
表象があることは眞であるが、しかしその
表象と行動とは全く無關係である。
(B)語根が其の原形なる言語の属性の部分観念を
表象するために、故意に音韻をかへたものと思はれるものゝ接尾語に結びついて特殊の概念を構成したもの
此は、神明様の嫉妬・怨恨の情を
表象するものだと伝へる。
何という錯誤だろう! 私は物体が二つに見える酔っ払いのように、同じ現実から二つの
表象を見なければならなかったのだ。
或友人があつて、僕の詩に段々神秘的趣味が加はつて
表象的になるのを見て、メーテルリンクに氣觸れて來たと云つた。
鴎外はその対境を
表象するに或る創作の上では不動の目を以てした。
さて私はかように夢と理想とを抱いて学窓にある、健やかなる青年として諸君を
表象する。
寺院の堂塔が王朝時代の建築を代表するように、封建時代を
表象すべき建築物を求めるとしたら天主閣を除いて自分たちは何を見いだすことができるだろう。
大和魂を
表象する、朝日に匂ふ山櫻がコスモポリタン植物でない事は無論である。