天體に於ける星座のやうに一つの軌道を
護ることを知らない「我」は、南の枝、北の枝に、開き且つ落ちる花のやうなものである。
それはその芽の生長をば小魚などに突っつかれて傷つかないように
護る一種の被衣である。
この海國日本を
護る大切な道理方法を論じたものは予一人であり、この海國兵談ひとつである。
これ唯だ海辺の一漁村、人烟稀にして家少なく、数屋の茅檐、燕来往し、一匹の小犬全里を
護る。
口々に押宥め、民子も切に慰めて、お前の病氣を看
護ると謂つて此處に足は留められぬ。
感官を
護らず—視、聽、嗅、味、觸の五欲を恣にすること。
二六 愚なる凡夫は放逸に耽る、智者は不放逸を
護ること猶ほ珍財を
護るが如くす。